運行管理者の資格は取るべきか|持っている経営者の答えは「ドライバーのほうが稼げることもあります」
※記載内容は筆者個人の経験に基づく見解です。資格手当や任される仕事は企業により異なります。
地方でトラック運送会社を経営しています。ドライバーを20名ほど雇っています。
私は、運行管理者の資格を持っています。取ったのは2020年です。
「ドライバーから運行管理者を目指したほうがいいのか」「取ったら給料は上がるのか」。資格を持っていて、雇う側でもある立場から、正直に書きます。
結論:給料は多少上がる程度。管理する側に回りたいなら、取って損はない
取っても、給料はそこまで変わらないかもしれません
運行管理者の資格を取ったら、給料は多少上がるかもしれません。
ただ、基本は事務所の仕事になると思います。ドライバーのほうが稼げる場合もあるので、微妙なところです。
一方で、ドライバーではなく管理する側に回りたいなら、取って損はないと思います。
私が資格を取ったのは、点呼をするためでした
会社から、取るように言われました
点呼をできるようにならなければいけなかったので、会社から取るように言われました。
最初に、点呼の補助ができるようになる講習に行きました。そのあとで試験を受けて、資格を取っています。
※試験を受けるための条件や講習の内容は、運行管理者試験センターなどの公式情報で確認してください。
勉強は1〜2か月。ひたすら過去問でした
試験は1回で受かりました
勉強したのは、1〜2か月くらいです。ひたすら過去問を解きました。
やるときは5時間くらいやることもありましたが、やれない日もありました。毎日やっていたわけではありません。
試験は1回で受かりました。
運行管理者として、ふだんしていること
点呼、記録、ドライバーへの指示
点呼、記録、ドライバーへの指示などをしています。
1年か2年に一度は、講習にも行かなければいけません。
点呼がドライバー側からどう見えるかは、トラック運転手の1日の流れに書きました。
うちの会社で資格を持っているのは、私ともう1人です
運行管理者の資格は、ある程度の役職の人にだけ取ってもらっています
うちで運行管理者の資格を持っているのは、私ともう1人です。
運行管理者の資格そのものは、ある程度の役職の人でないと、取ってもらうことはしていません。
ただ、点呼の補助はしてもらいたいので、補助の講習は受けてもらうことがあります。今、補助の講習を受けた社員が1人いて、今年の11月にも、もう1人に受けてもらおうと思っています。
ほかの資格の話は、トラック運転手にフォークリフトの資格は必要?に書いています。
ドライバーに、この資格をすすめるか
管理する側に回りたいなら、取って損はありません
これからもずっと運送会社で働くつもりなら、転職したときに重宝されるのではないでしょうか。
ドライバーではなく管理する側に回りたいなら、取って損はないと思います。
雇う側としても、この資格を持っている人が来てくれたら、喜ばれると思います。
運行管理者になって、大変なこと・よかったこと
運行させる責任は、かなり重いと思っています
今、特に大変なことはありません。ただ、運行させる責任はかなり重いと思っています。
事故や体調管理など、いろいろなことに気を配りながら点呼をして、ドライバーさんが気持ちよく運行できるようにしなければいけないと思っています。
よかったことは、資格があることで、ドライバーさんから「運行を任されている人」として見てもらえることだと思います。
体調のことは持病があってもトラック運転手になれるか、事故のことはトラックで事故を起こしたらどうなる?に書いています。
まとめ
この記事の要点
- 私が資格を取ったのは、点呼をするため。会社から取るように言われた
- 点呼の補助ができる講習に行ってから、試験で取った
- 勉強は1〜2か月、ひたすら過去問。毎日ではない。試験は1回で受かった
- ふだんは点呼・記録・ドライバーへの指示。1〜2年に一度は講習もある
- 取っても給料は多少上がる程度かもしれない。事務所の仕事が中心になり、ドライバーのほうが稼げることもある
- うちでは、運行管理者の資格はある程度の役職の人だけ。補助の講習は受けてもらうことがある
- 管理する側に回りたいなら、取って損はない。転職でも重宝されると思う
- いちばん重いのは、運行させる責任
「給料を上げたいから」だけなら、ドライバーを続けたほうが稼げる場合もあります。管理する側の仕事に興味があるなら、取っておいて損はない資格です。